2010年8月2日月曜日

Capodimonte@NMWA

カポディモンテとは「山の上」という意味だそうですが、私の名前もそんな感じ。もうちょっとであだ名がカポディモンテになるところだった。イタリア行ったらモンテって呼ばれたりすんのかな。カポディモンテ美術館展に行ってきました。

裏では国立新美術館でオルセー美術館展がやっておりそっちは激混みだそうですが、まあオルセーとかと比べたらカポディモンテって何ってかんじだよね。イタリアはナポリの美術館です。あー知ってる。元宮殿でしょ。元宮殿ってちょっとした美術館になってたりするよね,、どんくらいの大きさなんだ?
2万平方メートルだった。ハンパないわ。極東国家人が調子乗ってすみませんでした。

行くかどうか迷うな、どんなの来てるのか、WEBページだとパルミジャーノってよく知らないけどかなり素敵な絵、ティッツィアーノの改悛するマグダラのマリアってこれティッツィアーノの代表作品じゃねーか。グレコも来てるしかなり玄人好みな展覧会だったのでこれは行くしかないと、行ってきました。

絵画と彫刻と陶器、素描など全80展でルネサンスからマニエリスム、バロックまで、絞ったなー。ファルネーゼ家が収集したそうでどれも名品ばかり。いきなりルドヴィゴ・マンテーニャの絵は1470年頃、15世紀、すっげ、油彩では最古クラスの絵だよ。
玄人好みだとは思ってたけど想像以上。聖人がよかった。聖ニコラウス、聖アガタあたりはすべての聖ニコラ・アガタが描かれた絵の中から選んだとしてもコレ!っていうかコレしか知らないっていう隠れてるようで隠れてない名作。ユディト、エッケ・ホモ、善きサマリア人あたりの人気題材もたっぷりでした。

パルミジャーノのアンテアは良くこんなのが借りられたなーと驚くほど。間違いなく目玉です。ティッツィアーノはもちろんでしたがエルグレコが良かった、炎のマチエールがヤバイ、お前は炎の画家かよ。面白かったのはヴァザーリのキリスト復活、なんでヴァザーリが絵描いてんの、列伝書けよ。ミケランジェロの人体表現に近かった、ヴァザーリちゃんと弟子やってたんだな。
でもMVPはルイーニの聖母子、スフマートってのはあんなに近づいても輪郭を捉えることが出来ないとは!



で、実は時間が足りなくて追い出されかけた、行ったのが遅かった。4分の7時間あればまあ良いかと思ったらあんまり良くなかった、最後飛ばし気味あぁあぁあxぁぁクソが死ね、ナポリを見てから死ね。